2016年度 第1回 模擬授業研究会
【日時】
2016年4月23日(土) 17:40〜20:40
【会場】入新井集会室 大集会室
4月23日は、36名が参加したアクティブラーニング型授業を研究する模擬授業研究会(もぎけん)でした。
まずアクティブラーニング型授業が要請されるに至った社会的背景を全員で確認しました。そこでは、アクティブラーニングをすることが目的ではなく、思考力、判断力、表現力、コミュニケーション能力や人間関係を構築する力などを備えた『自立した学習者』を育成するための一つのツールとしてアクティブラーニング型授業があることを確認しました。
その後、小学校国語、中学校英語、高校生物基礎のアクティブラーニング型授業をそれぞれ体験しました。
1. 自主性を育むためのアクティブラーニング型授業(小学校国語)
物語文を読み、小集団の中で、ディスカッションさせる仕組みを作る授業で、活発に登場人物の気持ちを考察する様子が見られました。
2. 助け合う人間関係を育成するためのアクティブラーニング型授業(中学校英語)
英語の長文を読む過程で、生徒達を4人グループにさせて英語による質疑応答をしていくという授業でした。解答権があるのはグループ内で起立している生徒だけで、着席している生徒は自分のグループの起立している生徒に正解を教え、できる限り早く着席させてあげることで、助け合う人間関係を育成しようというものでした。
3. 学習意欲を育むためのアクティブラーニング型授業(高校生物基礎)
授業開きを想定し、1年間の学習意欲を掻き立てる内容でした。各班に即席のホワイトボードを配布し、グループ内で意見集約をしたり、出された質問についてもすぐ答えることなく生徒自身に考えさせるという授業でした。穏やかな授業運営で、安心感のあるクラスを想起する授業でした。
以上の3つを体験した後で、自分の授業で取り入れることのできる要素をあげ、具体的な実践策をあげて、明日からの授業に活かすという振り返りを行いました。明日からの先生方の授業が良いものになるよう、今年度は実践メインで研究していきたいと思います。
次回は6月18日です。ICTを用いた授業と題して、実際に先生方の持っているタブレットやスマートフォンを使った授業実践を体験したいと思います。多くのご参加お待ちしています。